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現地レポート

勃発、和歌山ダービー RSS

2015年1月1日 20時03分

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大学8位の慶應義塾大学が社会人1位の九州電力を破ったり、大学5位の国士舘大学が四国ブロックを勝ち抜いたUNITEを破るなど、異なるカテゴリーのチームが対戦するゲームを楽しめることが、オールジャパンの醍醐味の一つである。その一方で、勝ち抜いてきた大会が異なるだけで、同じカテゴリーのチーム同士が初戦でぶつかることもある。中国ブロックを勝ち抜いてきたTOTAL-CLUBと、社会人2位の和歌山クラブの対戦が、それである。

18得点・14リバウンドを挙げた和歌山クラブ⑤劉 瑾

18得点・14リバウンドを挙げた和歌山クラブ⑤劉 瑾

先に結果を示せば【74-62】で和歌山クラブが勝利し、2回戦に進んでいる。
「以前も対戦したことがあり、そのときもウチのリズムが掴めませんでした。ただ、それでも最終的に点差を離して勝つことができたので、今日もどこかに心の余裕というか、自信がありすぎたのかもしれません。序盤から重たい展開になってしまいました」
チームを率いる垣内信明監督は、ゲームをそう振り返る。
「本来のウチの出来からしたら30%くらいです。それでも勝てたのは控えメンバーがいい仕事をしてくれたことと、勝負所でセンターの劉瑾がファウルをもらうプレイをしてくれて、リズムが取れたからだと思います」

和歌山クラブは、今秋に行われる和歌山国体のために、2年前に作られたクラブチーム。全日本社会人選手権大会で2位に入り、オールジャパン出場の推薦を受けた。それでもオールジャパンは国体に向けた「通過点」だと垣内監督は認める。
「いろんなチームと対戦できるのはいいことだし、九州電力をはじめとした、国体に出てくる可能性のあるチームを見られるという意味でも、すごく価値のある大会だと思っています」
天皇杯を本気で目指すチームがある一方で、自分たちの力を試しながら、チーム力を高めようと画策するチームもあっていい。それもまた彼らにとっては大きな挑戦だからだ。

和歌山クラブ④知念 恭平の突破力が、和歌山トライアンズ戦の鍵を握る

和歌山クラブ④知念 恭平の突破力が、和歌山トライアンズ戦の鍵を握る

和歌山クラブの2回戦の相手は、和歌山トライアンズ。前回大会でベスト4に入っているチームだ。今シーズンはNBL11位と苦境に立っており、今日の明治大学戦も逆転で勝利を得ている。それでも和歌山クラブにとって、簡単に勝てる相手ではない。
「トライアンズとは練習ゲームをしたことがあり、お互いに手の内もわかっていますが、そのなかでどこまで勝負できるか。それが国体にもつながると思っています」
力の差はあっても、初めから負けるつもりではプレイをすることはない。いや、勝てば、それこそ和歌山国体に向けて、自然と勢いも増すことになる。

2回戦の「和歌山ダービー」は注目である。

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